
一雨ごとに気温が下がり、
今日の長野の最高気温は16度

気が付けば、もうすぐ10月。
そろそろ、年内取りの野菜だけでなく、年を越して、来年の春に食べる野菜の種まきや定植のシーズンです。
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9月初旬〜中旬に種を蒔いて、苗を育て、11月に定植して、来年の6月頃に収穫します。
ラッキョウは9月初め、ニンニクは9月下旬に球根を植え付けて、来年の7月頃に収穫します。
絹サヤやエンドウは、10月に種を蒔き、小さな苗のまま雪の下で冬を越して、来年の春には背丈以上に成長し、収穫となります。
長ネギは、もっと時間がかかります。
9月下旬に種を蒔き、来年の春まで苗として育てます。
春に畑に植え付け、収穫は年末から翌年ですから、種蒔きから収穫まで1年以上もかかります

また、長野のように寒い地域だと、
春キャベツを食べたいと思っても、春になってから種を蒔いたのでは、春のうちにキャベツが食べられるまで育ちません・・・。
年内にある程度の大きさの苗を育てておき、そのまま冬を越させ、雪が解け、暖かくなってきた頃に定植することで、ようやく春キャベツ(初夏キャベツ?)として間に合います。
さて、ここから本題!
春の野菜で、一番最初に収穫を迎えるのが、「菜花」。
これまた長野では、10月中頃までに「菜の花」の種を蒔くと、小さな苗のまま雪の下で冬を越して花芽を付け、来年の春に花を咲かせます。
その、花が咲き出す前に、花芽を摘んで、お浸しなどで頂きます。
春の風物詩、春の旬の野菜ですね

しかし、「菜の花」=アブラナ科アブラナ属 なら、何でも「菜花」になると思うのは、間違いです。
もちろん、どの種類でも、春になれば「菜の花」特有の”黄色い花”を咲かせますが、種類によって花芽の付き方が違うので、スーパーで売っている「菜花」の様にまとまったボリュームのある花芽を付ける品種は限られます。
私は、基本的に、菜花用には、小松菜の種を使います。
他のアブラナ属の野菜に比べ、花芽が柔らかく、大きくまとまって育ち、種も安い!
でも今年は、ちゃんと「食用 菜花」として売られている種を買って、蒔いてみることにしました。
小松菜だと、親芽(茎の中心の花)は大きいものが収穫できますが、脇芽は細く小さくなりがちです。
その点、菜花用の品種は、ちゃんと改良が加えられているようですね!
![]() | 価格:194円 |
