最近は田舎でも、栽培放棄されたリンゴ畑が増え、冬でもリンゴの木の枝に収穫されないリンゴが成り、それをエサにムクドリが増えて、栽培農家のリンゴの収穫期に被害をもたらしていると、ニュースで報道されていました。
しかし、パッと見、雀もモズも、ムクドリも、その違いがよく分からず、見分けが付きません



茶色い頭と羽根、短いくちばし。
舌切り雀の絵にも出てくるので、子供のころから知った姿です。

スズメとの一番の違いは、近づいて見ると、雑食性のスズメに対して、モズは昆虫などを捕食する動物食なので、口ばしがワシのように、尖った先が下向きに曲がって、厳つくなっています。
「ハヤニエ」(捕らえた獲物を木の枝等に突き刺したり挟んだりする行動)も、モズの特異な行動です。
遠目には、身体の色と、しっぽの形が、すっとなったスズメに対して、モズは割りばしのように、一本棒の様なしっぽをしています。

全長は24cmほどで、スズメより大きく、ハトより小さいサイズです。
身体は茶褐色でスズメに近いですが、腰に白い羽根が混じり、クチバシと足が黄色いのば特徴です。
食性は、雀と同じく雑食性です。
しかし、チュンチュンの雀とは鳴き声が全然違います。
ムクドリは数多くつるんで、電線や木の上で、「ギャーギャー」「ギュルギュル」と騒々しい鳴き声をまき散らします。
朝や夕方に、神社などの林から大群が飛び立って糞被害をもたらすのがムクドリです


画像のサイズを調整して、並べて比較できるようにしてみました!
→ 「スズメとモズとムクドリの大きさの違い」
http://shinshu-jp-net.sblo.jp/article/177368338.html