(九州地方環境事務所のHPより)
オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月〜7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。
強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定され、生きたままの運搬や栽培、譲渡などが原則として禁止されました。
我が家の近くの道路端にも、5月になると黄色い花畑の様に群生したオオキンケイギクが咲き乱れ、キレイな景色だと感じてしまうのですが、自然環境を守るためには種を取って蒔いて増やす様なことは絶対にしてはダメで、むしろ積極的に駆除に参加すべきです。
道路管理者も、6月に入ると一斉に刈り取って処分するのですが、翌年にはまた見事な黄色い花畑が広がっています…

なぜかと言うと、なんと残った根が越冬してまた翌年花を咲かせてしまうから…。それほど強靭な草花なんですね〜。
そのため、完全に駆除するためには、根ごと抜き取り、枯らせてから焼却してしまうの一手です

さて、ここからが本題

このオオキンケイギクと隣り合うように、よく通るバイパス道路の脇に咲いていたのが、下の花。
これもオオキンケイギクなんでしょうか?
先の、九州地方環境事務所のホームページ「外来生物対策-オオキンケイギクについて」に書かれているオオキンケイギクの特徴はというと、
- 開花期は5〜7月
- 茎の先端に1つの花を付ける
- 花はコスモスに似た形状で直径5p〜7p程
- 花びらの先端には不規則に4〜5つのぎざぎざがある
- 花びらの色は黄橙色で、花の中央部も同じ色をしている
- 花びらの付け根が赤茶色をしたものや、八重咲きになっている
種類もある
(九州地方環境事務所のHPより)
私が見つけた花は、花の形や色、葉っぱの形も、とてもよくオオキンケイギクの特徴を表してはいるのですが…、
- 5〜6月にはオオキンケイギクと隣り合って咲いているが、秋にも再び開花する
- 花びらの先端にのギザギザは3つ(4〜5つではない)
- 花びらの先端は黄橙色だが、花の中央部から先端までの大部分が赤茶色
さて、どうでしょう?
これもオオキンケイギクなのか、それとも日本古来のキンケイギク(キンケイ菊)なのか?
オオキンケイギクとキンケイギクの違いをウェブで検索しても、あまり明確な答えは見つかりませんでした

どなたか分かる方がいたら、ぜひ教えてください
